ドップラーパッド(DopplerPad
のご紹介

様々なカスタム・シンセサイザーとサンプル・ベースのインストゥルメントを装備したドップラーパッドなら、ミュージカル・フック、フレーズ、ループを素早く作成し、それを演奏することができます。また、サンプルを作ってそれを作曲に発展させることも簡単です。


ドップラーパッドは、iPhone/iPod Touch専用の表現力豊かなタッチ・インストゥルメントです。ミュージカル・タッチパッドを指で自在に操作し、リズムとメロディーのオートメーションを活用して、フレーズを創作できます。


ドラッグやタップと連動するビジュアル・フィードバックで現実感が増し、グルーヴを視覚的に感じることができます。


ドップルパッズには以下が装備されています。


    * リード、バス、サウンドエフェクト、ドラム、サンプラーなどの37種のインストゥルメント

    * ミュージカル・タッチパッド(2つ)

    * グルーヴを視覚的に表示するビジュアル・フィードバック

    * レコーディング・モード(2つ):オーバーダブとリプレース   

    * クロスフェード、ミュート、再生コントロール用のミキサー
    * ロードしてパフォーマンスに利用できるループとフレーズの保存機能

    * 表現力豊かなリズム・パターンを作るゲート・アルペジエーター

    * 外付けまたは内蔵のミキサーでどこからでもできるサンプル作成機能

    *テンポとループの長さ調整機能

    * 変調しないままプログラミング可能な音階機能

    * 1オクターブずつ移行できるオクターブ調整機能


スクリーン・ビュー

左から右へ:パッドA < PAD A >、ミキサー、パッドB < PAD B >

 

ドップラーパッドには3つの主要スクリーンがあります。ミキサーが中央にあり、その両側にミュージカル・タッチパッドがあります。ミキサーの両脇にターンテーブルを配した従来のDJ用のセットアップの状態を想像してみてください。

ドップラーパッドを開くと、ミキサーのスクリーンが表示され、< Pad A > または < Pad B > をタップすると、それぞれのタッチパッドが表示されます。

ミュージカル・タッチパッド


<PAD A> と<PAD B> は、ソロ、ループ、フレーズを構成する様々なインストゥルメントやツールを提供します。

タッチパッドをプレイする

中央の広いエリアをドラッグしたりタップしたりして、サウンドとビジュアルをクリエイトできます。横軸と縦軸は様々なサウンド・パラメーターをコントロールするためのものです。(例えば、左右にスライドしてピッチを変えたり、上下にスライドさせてフィルターを調整したりします。)


装置をタップする速度で、プレイする音量をコントロールします。

この時の速度は、ピアノを弾く時、鍵盤を強く叩いたり、弱く叩いたりして、大きな音を出したり、音を出したりするのと似ています。

インストゥルメントの使い方 

ドップルパッドは、ベース、ドラム、FX、リード < Lead >、パッド < Pad >、サンプラーの、6タイプのインストゥルメントを装備しています。各タイプとも異なる色で表示されます。

インストゥルメントの選択

インストゥルメント・メニュー

 

インストゥルメント・メニューを表示したり隠したりするには、現在のインストゥルメント・タイプを表示しているボタンをタップします。メニューをスワイプし、インストゥルメントをブラウジングしてから、タップして選択します。 

ピッチ・ベースのインストゥルメント

ピッチ・ベースのインストゥルメントを演奏する際は、タッチパッドの横軸でピッチをコントロールし、縦軸でフィルターなどのパラメーターをコントロールします。音階はタッチパッドの縦線で区切られています。

 

オクターブ・コントロール

タッチパッドは1オクターブ幅です。オクターブ幅を変えるには、オクターブ・コントロールを左右にスワイプします。1スワイプごとに現在のオクターブから1オクターブ上、または1オクターブ下に移行します。


オクターブ・コントロールでは、音階の最初の音とオクターブ・ナンバーが左下隅に表示されます。


つの音を演奏中にオクターブを変えると、その音のオクターブが変わります。

ドラム・キット

ドラム・キットはタッチパッド上の幾つかの異なる音をコントロールします。 ドラム・キットが選択されると、タッチパッドにグリッドが表示され、各コマからキット中の異なるサウンドを取り出すことができます。

サンプラー

サンプラーを選択すると、オクターブ・コントロールに代わって < Sample > ボタンが現れます。< Sample > ボタンをタップし、電話のマイクロフォンを使ってレコーディングします(外付けマイクでも可能です)。


iPod Touchを使う場合は、ヘッドフォンのジャックに外付けマイクをつないで、サンプルをレコーディングしてください。


サンプラーは4秒間、またはストップ・ボタンが押されるまで、レコーディングを続けます。


サンプルのレコーディングが終わると、スクリーン上にオーディオ・ウェーブフォームが現れます。ウェーブフォーム上のスタートしたい箇所をタップし、サンプルをそこから演奏します。


サンプラーは新しいサンプルに差し替えられるまで、そのレコーディングを保持します。


スケール(音階)を編集する

変調しないままループ、フレーズ、アルペジオを重ねていくときには、スケール・エディターを使います。デフォルト・スケールはクロマティック・スケールで左から右に全13音で表示されます。


スケール・エディター

オクターブ・コントロールをタップして、スケール・エディターを表示したり隠したりすることができます。タップして、有効化したピアノ・キー(鍵盤)を無効化すること、またその逆を行うことが可能です。無効状態のキーは灰色で表示され、タッチパッドで操作できなくなります。有効無効の状態はタッチパッド上の縦線の数で表示されます。

 

無効キーがあるスケール・エディター


スケール・エディターを右から左にスワイプして、音階の最初の音を変更します。最初の音とオクターブの表記は隅に表示されます。


有用な スケール(ハ長調)

 


イオニアン

ドリアン

フリジアン

リディアン

ミクソリディアン

エオリアン
ロクリアン
メジャー・ブルース
マイナー・ブルース
ディミニッシュ
コンビネーション・ディミニッシュ
メジャー・ペンタトニック
マイナー・ペンタトニック
ラーガ・バイラブ
ラーガ・ガマナスラマ
ラーガ・トーディ
スパニッシュ・スケール
ジプシー・スケール
アラビアン・スケール
エジプシャン・スケール
ハワイアン・スケール
バリ・アイランド・ペロッグ
ジャパニーズ・ミヤコブシ
リュウキュウ・スケール
ホールトーン
マイナー・サード・インターバル
サード・インターバル
フォース・インターバル
フィフス・インターバル

ゲート/アルペジエーター < Gate/Arp > の使い方

ゲート/アルペジエーター・コントロールはグルーヴとリズムのツールで、テンポにシンクロナイズさせた複雑なリズミック・フレーズを生み出します。


ゲート/アルペジエーターのパターンは4拍子(1小節)の長さで、ループのテンポに影響されます。ゲート/アルペジエーターがオンになっているとき、タッチパッドで演奏する音はすべてゲート/アルペジエーターのパターンに限定されます。タッチパッドを押さえ続けてそのパターンを演奏します。

ゲート/アルペジエーターの有効化

< Gate/Arp > ボタンをタップし、ゲーティングを有効化または無効化します。有効になると黄色いランプがつきます。

音を出している状態でゲート/アルペジエーターを有効化したり、無効化したりすることもできます。


ゲート/アルペジエーターのパターンの編集

ゲート/アルペジエーター・エディター


ゲート/アルペジエーター・エディターは、< Gate/Arp > ボタンの右横にあります。ここをタップして、ゲート/アルペジエーター・エディターを表示したり隠したりすることができます。


番号のついた縦ブロック1つが1ビート <beat> を表します。短い音を作るにはタップ、長い音を作るにはタップ&ドラッグします。音を消去するときはタップ、1節ごと取り除きたい時はタップ&ドラッグします。


音をホールドした状態で、パターンを編集することができます。


ループ & レコーディング

ループ・タイムライン

ループ・タイムライン:  8 ビート・ループ


タッチパッドの最上部の左右に伸びているのがループ・タイムラインです。ビート(拍)とバー(小節)で区切られ、ループ中のビート数を表示しています。


ループ演奏中は緑のブロックが左から右へと伸びて、進行中のビートを表示します。


ループ・メニュー

ループ・メニュー

ループ・タイムラインをタップして、ループ・メニューを表示したり隠したりします。

テンポの調整

BPM(拍/分)を基準とするテンポは、ループの録音スピードとゲート/アルペジエーターのパターンを決定します。テンポを変えるには、現在の < Tempo > の左または右の三角矢印をタップ&ホールドします。


ループを作成した後では、テンポを変えても録音した曲の再生スピードは変わりません。


ループの長さを調整する

< Loop Length > ボタンをタップして、1、2、4、8、16ビートにセットできます。


現在の < Loop Length > を変えることで、面白い効果を出すことができます。


ループのレコーディング


レコード・コントロール:< Rec > モード

レコード・コントロール:< Clear > モード

レコード・コントロールは、ループを2種類のモードで録音します。< Rec > または< Clear > をタップして、モードを切り替えます。


< Rec > モード:
< Rec > が表示されている状態で丸いボタンをタップし、レコーディングを始めます。録音は、丸いボタンを再度タップするまで続行されます。
 

このモードでは、既にオーディオを録音してある場合でも、そのループでプレイしたすべてが追加録音されます。


< Clear > モード:
< Clear > が表示されている状態で、丸いボタンをタップ&ホールドし、ループ中の部分を消去したり入れ替えたりします。ボタンをホールドしている間は録音済みのオーディオが消去されます。消去操作はボタンを離すまで継続されます。

 

< Clear > モードでは、プレイされたものすべてが録音されます。ただし、ボタンをホールドしている限り、既存ループのオーディオが新しいオーディオに入れ替えられます。


ループに断片的消去を加え、リズムに面白いバリエーションを加えることができます。

ループをプレイする

プレイ・コントロール


プレイ・コントロールをタップして、ループをプレイしたり、止めたりすることができます。


ループが別のタッチパッドでプレイされている時、もう1つのタッチパッドでプレイすると、自動的に「最も近いビート」にシンクロナイズされ、演奏の調子が合うようになっています。


ミキサー

ミキサーのスクリーン・ビュー

ミキサーは、クロスフェード、プレイ、ストップ、ミューティング、そして、二つのタッチパッドの「ビートカット」などの操作を可能にします。このビューでループの保存とロードを行います。

 

クロスフェーダーの使い方

クロスフェーダーは二つのタッチパッド間にフェードを加えるために使います。クロスフェーダーを中央にセットすると、両タッチパッドが同一の音量になります。クロスフェーダーをスライドさせて、ミックスを調整します。


クロスフェーダー・バーのどこか一部分をタップすると、その位置までスキップできます。


ミキサーからのループ調整

プレイ/ストップ

「プレイ」ボタンをタップし、ループをスタートまたはストップさせます。


ミュート

タッチパッドの音を消す時は、< Mute > ボタンをホールドします。


ビート・カット

ビート・カット・コントロール

ビート・カット・コントロールは、ループ中で進行中のビートを表示します。ビート・カット・コントロールをホールドすると、選択したビートを継続的にプレイできます。ボタンを離すと、ループはその時点からプレイを続行します。


オート・シンク

ループをロードし、プレイしながら、2つのタッチパッドを再生すると、ビートがシンクロナイズされます。.

二つのタッチパッドのテンポが異なる場合は、シンクロナイズされません。


ループ・バンクの使い方

ループ・バンク

ループ・バンクはすべてのループを保存し、管理します。ループはそれぞれタッチパッド上の色と四角い箱で表示されます。保存したループについては、< Tempo >、< Loop Length >、音階の最初の音がそれぞれ表示されます。

 

ループの保存

ミキサー横のタッチパッドからループをドラッグし、ループ・バンクのセルに入れて保存します。


ループをロードする時

ループ・バンクからループをドラッグし、どちらかのタッチパッドにロードして、通常通り再生、録音、修正を行います。


ループをコピーする時

ループを別のセルにドラッグしてコピーを作成することができます。

 

ループを別のループが入っているセルにドラッグした場合は、前のループが上書きされます。

ループの消去

ループを消去するには、バンクまたはタッチパッドからループをドラッグして、スクリーンの中央にあるゴミ箱に入れます。